鎮魂の灯り

今年もまた、先祖や亡くなった方が浄土から戻ってくるお盆(8月13日~16日)が近くになりました。
先月、福井城址お堀の灯り初めて見に出かけ、暗闇に灯る蝋燭の明かりに気分が穏やかになりました。
この福井城址お堀の灯りは、福井空襲や福井震災などの火の手から逃れようとお堀に飛び込み亡くなられた人々を鎮魂し”慰霊”を 捧げる灯りです。有難い事に空襲も地震も知らない世代ですが、心から鎮魂の意を捧げたいと思います。

 昭和20年(1945)7月19日 福井空襲         昭和23年(1948)6月28日   福井地震

鎮魂の灯り(2)

 

 

また、桜の国で

8月15日 終戦の日を前に一冊の本を手にしました
第二次世界大戦の始まりであるドイツがポーランド侵入の時、ロシア人の父を持つ一人の在ポーランド日本大使館外務書記生の運命を描いた 歴史小説です
ポーランドの歴史、恐怖と悲哀を鮮明に描き、日本人としてポーランドのために戦い抜く、人間として友のために生き抜くことを決めた日本人外務書記生、そして”また、桜の国で”の約束だったのですが・・・
この本はポーランドと日本の友好の歴史を知る事も出来ます。
誰もが耳にした事のある「アウシュヴィッツ」もまた、この本に書かれています、ユダヤ人に対し非人道的な扱いをするナチス・ドイツ、いかに非情だったか、いかに戦争は愚かな行為か、他の書物で知っているものの、この本も十分過ぎるくらい伝えて来ます。お盆休暇にでも、是非手に取り読んでみて下さい、お薦めします。

『また、桜の国で』 須賀 しのぶ

世界地図から自国がなくなる経験をしたポーランド、我が国、日本もポツダム宣言を受諾しなかったら、世界地図から消えていたかもしれない。。。

なのに先日、安倍首相は世界で唯一の被爆国なのに、核兵器禁止条約に不参加!!平和を願っていると口で言いつつ不参加、矛盾を感じています。

暑さ、まだまだ厳しいですが、どうぞご自愛下さい。

残暑見舞い